BALLINI bespoke MILANO

今はなきミラノの有名ビスポーク靴「バリーニ」。
歴史的史料価値の高い逸品。
 
往年の服好き、靴好きのバイブルといえば、ブルータス「靴だけは外国製に限る、という人が多い」、ガリバーの「イタリアの謎を追え」でした。
前者はチャーチぐらいしか知らなかった時代にエドワードグリーンが、後者もグイドボージのスーツ、フィノッロのシャツ等の雲上ブランドが紹介されました。
そして、「イタリアの謎を追え」のなかで紹介されたのが、このミラノのバリーニです。
 
その後は日本でもローマのガットともに大人気となりましたが、今は経営が変わってしまっています。前オーナー様の話によると「どの工房も経営が変わると、効率性や生産性の面から質は下がる上、価格は上がる傾向があり、残念ながらバリーニ（※現在はスティヴァレリア・サヴォイアという店名）もその範疇に入ってしまうと思います。」とのこと。
今回のこのバリーニはもちろん経営が変わる前のもので、素材、作りとも素晴らしいの一言です。イタリア靴でいうと、ガット、バリーニ、ステファノベーメル、マリーニ、ボノーラあたりの昔のものは今後ますます貴重になるでしょう。
 
サイズが合う方は是非ご検討ください。
サイズは英国サイズでおよそ8ハーフです。
 
足入れのサイズ感は、日本サイズで約26.5ｃｍ。
最大幅：10.5 　全長：30（単位：ｃｍ）
 
※個人差がありますので、参考値として捉えてください。